バレーのダブルコンタクトとは?1本目の例外と2026年トス判定の違い

バレーボールのネット際で、選手が青と黄色のボールを見上げ、トスを上げようと両手を構えている。

バレーのダブルコンタクトは、同じ選手が連続してボールを打つ、または連続して体の別の部分に当てることを指す反則です。ただし1本目のレシーブやブロックには例外があり、2026年はFIVBの指定国際大会に加え、日本バレーボール協会の6人制審判資料でも2本目のオーバーハンドパスに関する運用が明示されています。

「2026年から全部の大会でダブルコンタクトが廃止された」という理解は正確ではありません。公式規則の基本条文と、対象大会で採用される試行・解釈を分けることが重要です。

FIVB公式規則の基本

FIVB Official Volleyball Rules 2025〜2028の第9.1.1条・9.2.3条・9.3.4条では、選手の連続接触を原則禁止しながら、ブロック動作中とチームの最初のタッチについて例外を定めています。

1本目のレシーブはどうなる?

チームの1本目では、一つの動作中であればボールが腕から肩へ連続して当たるなど、複数の体の部位に順に触れても許される場合があります。別々の独立した2動作としてボールを打った場合と混同しないでください。

ブロックの接触はどうなる?

ブロック中には、同じ動作内なら同じ選手や複数の選手への連続接触が認められます。また、ブロックタッチは通常のチーム3回のタッチ数に数えないため、ブロックした選手がその後のチーム1本目を拾うこともできます。

2026年の国際大会でトス判定が緩和された?

FIVBは2026年2月27日、VNL・U17世界選手権・大陸選手権などで適用するルール試行を発表し、2本目のセッティング動作でのダブルコンタクトは、ボールが自陣側に残る条件で認める運用を継続すると説明しました。発表は「公式規則の条文変更は不要」としています。参照:FIVB 2026年2月27日ルール試行の発表。

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国内でも、JVAが公表した「2026年度6人制ルールの取り扱い」には、チーム2回目の指を使ったオーバーハンドパスが自チーム側の空間に飛ぶ場合、手の中の連続接触をダブルコンタクトとしない扱いが明記されています。一方、同資料はボールがネットの垂直面を完全に越える、または相手ブロックへ触れてアタックヒットが完了する場合の反則も説明しています。個々の学校大会や地域大会で採用する要項も確認してください。なおSVリーグは2025-26シーズンに関連する試行を告知しました。SVリーグ公式告知と個別大会要項を確認しましょう。

判定の早見表

プレー一般条文・2026試行の見方
1本目のレシーブで腕→肩へ一連の動作で当たる基本規則上の例外になり得る
ブロック動作中の連続接触一つの動作なら認められる
同じ選手が一度打った後、別動作で再び打つ原則、反則
2本目のトスでわずかな連続接触があり、ボールが自陣に残るFIVB指定国際大会の試行に加え、JVAの2026年度6人制取り扱いにも規定あり。大会要項も確認
2本目のトスをそのまま相手コートへ返すアタックヒット完了時のダブルコンタクト判定が必要。単なる「トスだからセーフ」とはしない
ボールを手でつかむ・投げるダブルコンタクトとは別にキャッチの反則を確認

2026年の2本目のトス:判断を分ける具体例

プレー例2026年度JVA資料に照らした整理
1本目で腕から肩へ続けて当たり、その一動作で上がった第9.2.3.2条の1本目の例外となり得る
2本目の指を使ったオーバーハンドパスで、球が味方側へ上がった資料が示す条件では手の中の連続接触をダブルコンタクトにしない
2本目のオーバーハンドパスがそのまま相手側へ渡り、攻撃が完了した連続接触があったならアタックヒット完了時の反則判定を確認
オーバーハンドパス後にボールが手から滑り、別の体の部位に当たったJVA資料ではダブルコンタクトとなる
ボールを手で持ち上げたり、停止させて投げたりしたダブルコンタクトとは別にキャッチの反則が問題になる

この整理は2026年3月20日付のJVA公式審判資料の説明に沿ったもので、すべての競技形式・大会へ無条件に拡張するものではありません。

2026年の2本目トスを確認する4つの順番

  • 対象大会を確認:FIVB指定国際大会の試行、国内6人制の審判資料、各大会要項のどれに基づくか分ける。
  • チームの何回目かを確認:1本目の例外と、2本目の指を使ったオーバーハンドパスの取り扱いは別。
  • どこへ飛んだかを確認:JVAの2026年度6人制取り扱いでは、自チームの空間へ飛ぶ2本目の指を使ったオーバーハンドパスに関する条件がある。
  • 別の反則を確認:ボールをつかむ・投げるキャッチ、手から離れた後に別部位へ触れる連続接触、アタックヒットが完了した場合などを一括して「全部セーフ」にしない。

たとえば、2本目のトスが味方のスパイカーへ上がった場合と、トスがそのまま相手側へ越えて攻撃が完了した場合は結論が変わり得ます。ボールの回転や不格好さだけで決めず、接触・方向・完了時点を確認します。根拠はJVA「2026年度6人制ルールの取り扱い」9.3.4・注5です。

2026年度JVA資料の注5は、あくまでチーム2回目の「指を使ったオーバーハンドパス」が自チームの空間内へ飛ぶ場合の取り扱いです。2回目の接触であればどんなプレーでも無制限に連続接触できるわけではありません。また、相手側へボールが完全に越えてアタックヒットが完了した場合のダブルコンタクト判定や、キャッチなど別の反則は残っています。JVA原文9.3.4・注5および詳解を参照してください。

初心者に多い誤解

ボールが回転したら必ずダブルコンタクト?

回転は接触の仕方を推測する手掛かりになる場合がありますが、回転だけで違反を確定するものではありません。連続接触の実態と大会の判定基準が重要です。

1本目なら二度打ちしても何でもOK?

いいえ。一つのプレー動作における連続接触を認める例外であり、別々にボールを打ち直す行為まで認める趣旨ではありません。

まとめ・出典

基本の第9条を理解し、試行が適用される大会か確認しましょう。公式根拠:FIVB Official Volleyball Rules 2025–2028 第9.1〜9.3条、FIVB 2026年2月27日ルール試行の発表、SVリーグ運用告知。ほかの反則は反則一覧も参照してください。

国内公式の詳しい条件:JVA「2026年度6人制ルールの取り扱い」(9.3.4・注5と詳解)。関連する基本事項はバレーのレシーブの基本、競技の全体像はバレーのルール・練習総合ガイドを参照してください。

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