通常の卓球で使うボールは、直径40mm・重さ2.7gが基本規格です。白色かオレンジ色の無光沢のプラスチック球を使用します。ただし店頭では「3スター」「トレーニング球」「40+」などの表示が並び、どれを買えばよいか迷いやすいものです。
ボールは競技に出るか、練習で使うかで選ぶ基準が変わります。日本卓球協会の規則と卓球用品メーカー・ニッタクの用具解説を基に、試合球と練習球の役割を整理します。
まず通常の卓球球とラージボールを分ける
| 項目 | 通常の卓球 | ラージボール卓球 |
|---|---|---|
| 直径 | 40mm | 44mm |
| 重量 | 2.7g | 2.2〜2.4g |
| ボールの色 | 白またはオレンジ・無光沢 | オレンジ・無光沢 |
| 主な使用場面 | 通常の卓球競技 | ラージボール専用競技 |
ラージボールは通常より4mm大きいだけでなく、ネット上端の高さや使用できるラバーに別の規則があります。普通の卓球大会へ44mmの球を持参したり、その逆をしたりしないよう注意してください。
3スターとは?公認マークと混同しない
多くの卓球メーカーは上位の試合用ボールに3スターの表示を用います。ニッタクも、初心者向けの案内で3スターの公認球とトレーニング球を区別しています。ただし、星の数だけで出場大会への適合が保証されるわけではありません。
日本国内の公式大会で使えるかは、日本卓球協会が公開する公認品の情報と、出場する大会の要項で確認します。大会の主催者が使用球をメーカーや製品名まで指定することもあるため、「公認球なら何でも持ち込める」とは限りません。
試合球と練習球の違い
| 用途 | 選び方 | 確認のポイント |
|---|---|---|
| 家や公民館での自由練習 | 必要な個数の練習球 | 球が割れた際の予備も持つ |
| 部活動の多球練習 | 継続購入しやすい練習球 | 数をそろえて繰り返し打つ |
| 大会直前の練習 | できれば大会指定球に近い球 | 打球感の違いに慣れる |
| 公式大会 | 大会要項に指定された公認球 | 製品名・公認表示・使用色 |
練習球には、公認球に近い製造工程を使ったものや、練習用として別に設計されたものがあります。価格が安い球をすべて粗悪品と決めつけるのは適切ではありません。一方、大会用と異なる球だけで練習すると、弾みや打球音の違いを感じる場合があります。
「40+」の表記は何を意味する?
製品に見られる「40+」は、通常の卓球で使う40mmクラスの非セルロイド球を示す製品表記です。「+」が付くから44mmのラージボールという意味ではありません。ボールのサイズと競技区分は、商品説明の直径を確認して見分けます。
以前のセルロイド球を使っていた人は、材質の変化による感触の違いを感じることがあります。現在の公式大会で使用できるかどうかは、過去の慣例ではなく公認品一覧と大会の告知が基準です。
白とオレンジはどう選ぶ?
球の色は背景や照明とのコントラストに影響します。卓球の通常ルールでは白またはオレンジが認められていますが、会場が使う球は大会主催者によって決まります。体育館の壁が明るいときや床が似た色のときには、球が見やすい環境を選びましょう。
練習のために球を買う場合は、使う施設の指定がないか、他の練習者が使用する球と同じ大きさ・色かを聞いておくと、混在を避けられます。
買う前に確認したい6項目
- 通常の40mm球か、ラージボール44mm球か
- 公認大会で使う目的か、普段の練習目的か
- 大会要項に記載された使用球のメーカー・品名・色は何か
- 3スター表示だけでなく公認条件を満たすか
- 1回の練習で必要な個数と予備を含むか
- 保管時に割れ・高温・変形を避けられるか
よくある質問
中学生と大人では球のサイズが違う?
通常の卓球競技では年齢によらず40mm球が基本です。学校やレクリエーションで独自の練習球を使う場合は、公式競技用のサイズと区別してください。
ボールがへこんだら熱で戻してよい?
破損・変形した球を火や熱湯で無理に直そうとすると危険です。練習の品質も安定しないので、変形した球は新しいものと交換してください。
「40+」「3スター」「公認」の表示は役割が違う
| 表示 | 確認できること | それだけでは分からないこと |
|---|---|---|
| 40+ | 通常の40mmクラスの非セルロイド球に使われる製品表示 | 大会の使用球として公認されているか |
| 3スター | メーカーが試合用の上位球に付けることが多い表示 | 参加する大会で指定された製品か |
| JTTA・ITTF公認 | それぞれの団体が公認した用具であること | 大会の指定メーカー・品番・色と一致するか |
例えば、商品名に「トレーニングボール40+」とあっても、それだけで大会用の3スター公認球にはなりません。バタフライのトレーニングボール40+もプラスチック製の練習用製品として案内されています。大会使用可否は日本卓球協会の公認品一覧と大会要項を確認する必要があります。
練習球をまとめ買いする前の数量確認
- まず使えるボールの在庫を数え、割れ・変形した球を除外する。
- ラリー練習が中心か、多球練習が中心かを分けて必要個数を考える。
- 大容量パックは「1球単価」だけでなく、必要個数に対する購入総額と保管場所を比較する。
- 大会直前に使う球は、指定球に近い打球感を試せるよう、練習球とは別に少量準備するか指導者に相談する。
球技によってボールの材質・跳ね方・規格は異なります。例えばスカッシュボールのドット色と弾み方は卓球の3スター表示とは別の選び方です。競技そのものの違いは屋内球技の種類と特徴で確認できます。
公式資料
日本卓球協会:競技規則と公認品情報、ニッタク:用具の基礎知識、ニッタク:ボールの選び方。公認球の製品リストは更新されるため、大会前に最新版を確認してください。

















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