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スカッシュのアイガードは、目を保護するための専用ゴーグルです。日本スカッシュ協会(JSA)の主催・公認大会では、19歳未満の選手に着用義務があります。大人の一般的な練習やレクリエーションでは全国一律の義務とは限りませんが、JSAや世界スカッシュ連盟は安全のため着用を推奨しています。施設独自の着用ルールがある場合もあります。
購入前に特に注意したいのは「アイガードという名前なら何でも大会で使えるわけではない」こと。JSAは2025年3月に公認モデルの入手事情を踏まえた一時的な適用ルールを発表しています。本記事は国内でスカッシュを始める人・保護者・大会参加予定者向けに、義務の範囲と失敗しにくい選び方を整理します。確認日:2026年11月2日。
アイガードの着用は義務?場面別に確認
| 利用する場面 | 着用についての考え方 | 確認先 |
|---|---|---|
| JSA主催・公認大会に出る19歳未満 | 原則として着用が義務。使用可能モデルは大会要項と一時的な適用ルールを確認 | JSA・各大会要項 |
| 大人の国内一般練習・レクリエーション | 全国一律の義務とは断定できないが着用が推奨される | 利用施設・指導者 |
| クラブやスクールのレッスン | 施設・スクールが年齢にかかわらず着用を求める場合がある | 施設利用規約・講師 |
| WSF公認のジュニア・ダブルス大会 | 世界連盟の規則で保護アイウェアが必須 | WSF規則・大会要項 |
| 海外大会・海外クラブ | 国・主催団体によって日本より厳しい基準もある | 参加する大会・施設の規定 |
JSAの案内では19歳未満の公式大会参加者は着用必須とされ、成人への着用も勧めています。世界スカッシュ審判機構(WSO)が掲載する2025年9月版シングルス規則の附則4では、WSF公認ジュニア大会・ダブルス大会で保護具を必須としています。JSA公式アイガードガイドライン/WSOの公式ルール
「2023年の公認除外」と「2025年の暫定措置」は別の情報
JSAは2023年4月1日から一部ブランドのモデルが公認から外れる旨を公表しました。その後、国内で現行承認品を入手しにくい状況への対応として、2025年3月3日に「過去にWSF承認を受けたアイガードのモデルも認める」一時的なルールを発表しています。
これはブランドの全製品が無条件に許可される、という意味ではありません。JSAの通知では、2024年度の初めに承認されていたモデルを推奨しています。
2025年の通知は19歳未満の選手を対象とし、JSA主催・公認大会で適用するとしています。終了時期は同通知ではJSAの新たな明確な発表まで。2026年に購入・出場する場合も、最新の大会要項やJSAの変更告知を必ず優先してください。
なお、個別大会では19歳以上にも着用を求める場合があります。例えば2025年度開催の第52回全日本学生選手権の大会注意事項には、19歳未満または競技歴1年未満の選手への着用義務が記載されています。
これは大会固有の過去の例であり、今後すべての大会へ一律に適用される意味ではありません。年齢だけで判断せず、参加する大会固有の条件も確認してください。JSA・一時的な適用ルール発表(2025年3月3日)
専用アイガードを選ぶ5つのチェックポイント
1.競技用としての適合性とモデル名
商品に「スポーツ用」「防曇」「UVカット」と書かれているだけでは、スカッシュボールの衝撃に対応していると判断できません。メーカーの商品説明にスカッシュ用の用途と保護性能・該当する規格が示されているかを確認します。
公式大会で必要なら、メーカー名だけでなく型番・モデル名を大会主催者に照合してください。WSFの現行認証モデル一覧は変更されるため、古い購入記事をそのまま基準にしないことが大切です。
2.顔の幅・鼻当て・ストラップのフィット感
前後左右へ軽く頭を動かし、ズレ落ちたり、鼻やこめかみだけに強い圧力がかかったりしないか確認します。ジュニアは大人用を無理に流用せず、顔の大きさに合うサイズから探します。目の周囲が十分に覆われ、ラケットを構えた際に視界を妨げないことも重要です。
3.レンズの視界・曇りへの対応
屋内コートの照明の下で、正面・上下左右が自然に見えるか試します。曇り止め加工や換気形状があっても、体質や湿度によって曇ることがあります。視界が曇ったらプレーを止め、適切に拭いてから再開しましょう。保護性能より「曇らない」の宣伝を優先しないようにします。
4.普段のメガネ・度付きとの相性
通常の視力矯正用メガネは、スカッシュ用の保護具と同じものではありません。メガネを使用する人は、普段のメガネの上から装着できるオーバーゴーグル型や、用途に適した度付き保護具を検討してください。二重に掛けたときの圧迫やズレ、レンズ同士の接触がないかを実際に試し、スポーツアイウェアに詳しい販売店や眼鏡店へ相談すると安心です。
5.レンズ・フレームの状態と交換のしやすさ
購入時にはレンズのひび、フレームのゆがみ、ストラップの劣化がないか確認します。使う前にも同様に点検し、大きな衝撃を受けた場合は外見が無傷でも販売元に交換の要否を確認しましょう。中古品や年数の経過した保護具は特に慎重に判断してください。
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購入前に迷わないための比較表
| 候補 | 向いている状況 | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| スカッシュ用の標準モデル | メガネなしで日常練習をする人 | フィットと用途・規格の確認 |
| ジュニア向けサイズ | 顔の小さい子ども・ジュニア | 対象年齢ではなく実際の顔への適合 |
| オーバーゴーグル型 | 普段のメガネを装着する人 | メガネと重ねた時の視界・圧迫 |
| 度付き対応モデル | 視力矯正と保護を両立したい人 | 眼鏡店での度数対応・競技適合性 |
| 大会使用を想定した公認・適合モデル | JSA主催・公認大会に出る19歳未満など | 承認の対象がブランドではなく個別モデルであること |
製品の価格や売れ筋順位は時期・販売店によって変わるため、ここでは根拠のないランキングを作りません。メーカー公式の例として、DUNLOPジュニア用アイウェアにはモデル・素材・付属品などの仕様が掲載されています。ただし、商品ページの表記だけで申し込む大会での使用可否が確定するわけではありません。
初めての練習・大会前チェックリスト
- 練習施設に、アイガードの着用条件とレンタルの有無を確認した
- ジュニア大会なら、最新の募集要項とJSAの一時的な適用ルールを確認した
- 使用するモデルのメーカー名・型番・サイズを把握した
- 頭を動かしてもズレず、ボールと周囲を見渡す視界が確保できた
- 普段のメガネを併用する場合は、重ね掛けの適合を実際に試した
- レンズやフレームの破損がなく、清潔に保管できる状態か点検した
購入の優先順位は「①利用場所・大会の規定 → ②適合するモデル → ③顔へのフィット → ④視界・メガネ対応 → ⑤価格」です。先に値段だけで選ぶと、大会で使えなかったり、装着感が悪くて買い直したりする可能性があります。
よくある質問
大人ならアイガードなしでプレーしても大丈夫?
着用が法的・競技的に必須かどうかと、安全のために着けるべきかは別問題です。JSAは大人や愛好者にも着用を推奨しています。レッスンやクラブ独自の義務がない場合でも、着用を基本に考えることをおすすめします。
普通のメガネや自転車用サングラスで代用できる?
スカッシュ用の衝撃保護に適したことを確認できない製品は、代用品として選ばないでください。視力矯正用メガネの上から保護具を併用する場合も、製品の対応可否を確認しましょう。
子どもが大会に出るとき、何を持って確認する?
大会要項、着用予定のアイガードの型番、製品ページ(またはパッケージの規格表示)を用意し、不明点は主催者へ確認してください。2023年の公認変更だけでなく2025年の暫定措置が関係する可能性もあるため、古い記事の一覧だけで判断しないことが大切です。
まとめ:安全だけでなく、使用できる規定まで確認しよう
スカッシュのアイガードは全年齢で着用が推奨され、国内のJSA主催・公認大会に出る19歳未満では着用義務があります。大会参加者はモデルごとの承認状況と最新の大会要項を確認し、日常練習でも顔に合った専用保護具を選びましょう。
初回のプレーに必要な用品全体はスカッシュのやり方と遊び方、大会での基本的な試合の進め方はスカッシュの基本ルールで解説しています。競技全体の関連記事はスカッシュ総合ガイドにまとめています。
参考にした公式資料
- 日本スカッシュ協会:WSFスカッシュプレー用アイガードガイドライン
- 日本スカッシュ協会:アイガードに関する一時的な適用ルール(2025年3月)
- 日本スカッシュ協会:用意しよう
- World Squash Officiating:2025年9月版 Rules of Squash(附則4)
- US Squash:米国大会のProtective Eyewear Policy(日本との違いの確認用)
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