バスケットボールの試合会場で、「TO(ティーオー)」という言葉を聞いたことはありませんか。
選手や審判のようにコート上にはいませんが、TOは試合をスムーズかつ公正に進行させるために絶対に欠かせない存在です。
この記事では、「バスケットボールのTOとは何か?」という基本的な疑問にお答えするとともに、試合を支えるタイマーやスコアラーといった具体的な役割について、分かりやすく解説します。
バスケのTO(テーブルオフィシャルズ)とは?
バスケのTO(ティーオー)とは、「テーブルオフィシャルズ(Table Officials)」の略称です。
その名の通り、コートサイドに設置されたテーブル(TO席)に座り、審判(アンパイア)と協力しながら、試合の運営・記録・時間管理を担当する係員たちのことを指します。
コート上で笛を吹き、ファウルやバイオレーションを判定する審判とは役割が異なり、TOは主に試合の「記録」と「時間」を管理する裏方の専門家です。
Bリーグなどのプロの試合では専門のスタッフが担当しますが、学生の大会や地域のリーグ、ミニバスなどでは、控え選手やチームの保護者、マネージャーなどがTOを担当することも多くあります。
TO(テーブルオフィシャルズ)の主な役割と構成
TOの仕事は、試合を正確に記録し、時間を管理することです。
多くの場合、TOは「スコアラー」「アシスタント・スコアラー」「タイマー」「ショットクロック・オペレーター」という4つの主要な役割に分かれて連携します。
それぞれの具体的な仕事内容を見ていきましょう。
スコアラー(記録員)
スコアラーは、試合の公式記録である「スコアシート」を作成する、TOの中心的な役割です。
主な仕事は、両チームの得点(2点シュート、3点シュート、フリースロー)を正確に記録することです。
それに加えて、誰がファウルをしたか(パーソナルファウル)、チーム全体のファウルが何回目か(チームファウル)、どちらのチームが何回タイムアウトを要求したかを、すべてスコアシートに記入していきます。
試合の公式記録として残るため、非常に高い集中力と正確性が求められます。
アシスタント・スコアラー(補助記録員)
アシスタント・スコアラーは、その名の通りスコアラーの補助を担当します。
最も重要な仕事は、コート上の選手交代を管理することです。
交代を希望する選手がTO席に来たら、審判に交代を知らせるブザーを鳴らします。
また、スコアラーが記録するチームファウルの回数を、会場の誰もが見えるように表示板(チームファウルマーカー)を操作するのも役割の一つです。
スコアラーと常に連携し、記録にミスがないかダブルチェックする役目も担います。
タイマー(試合時間・タイムアウト担当)
「バスケットボールのタイマー」と聞いて、多くの人がイメージするのがこの役割でしょう。
タイマーは、試合時間(ピリオドの残り時間)を管理する電光掲示板の時計を操作します。
バスケットボールでは、ファウルやバイオレーション、タイムアウト、フリースロー時など、プレーが止まるたびに時計を止めなければなりません。
そして、審判の合図(通常は手を振り下ろすジェスチャー)と同時に時計を再開させます。
また、タイムアウトが要求された際には、その時間(通常60秒など)を計測するのもタイマーの重要な仕事です。
審判のホイッスルやジェスチャーを常に見逃さず、即座に時計を操作する必要があります。
ショットクロック・オペレーター(24秒タイマー担当)
「バスケットボールのタイマー」には、もう一つ非常に重要なタイマーがあります。
それが、オフェンス側が一定時間内(FIBAルールでは24秒)にシュートを打たなければならない「ショットクロック」を管理するオペレーターです。
ショットクロックは、オフェンスとディフェンスが入れ替わった時や、シュートがリングに当たってオフェンスリバウンドを取った時(この場合は14秒にリセット)など、状況に応じてリセット操作が必要です。
試合の展開を素早く読み取り、ルールに基づいた正確なリセット判断が求められる、専門性の高い役割です。
なぜTO(テーブルオフィシャルズ)は重要なのか?
TOは、単なる試合の「お手伝い」ではありません。
もしTOによる正確なスコアの記録や時間の管理がなければ、その試合は公式なものとして成立しなくなってしまいます。
例えば、タイマーが時計を止め忘れたり、スコアラーがファウルの回数を間違えたりすれば、試合の勝敗に直接影響を与えてしまう可能性すらあります。
選手たちが白熱したプレーに集中でき、審判が正確なジャッジに専念できるのは、TOが試合の土台となる記録と時間をミスのないよう堅実に支えているからにほかなりません。
TO(テーブルオフィシャルズ)を担当する際の心構え
もし自分が試合でTOを担当することになった場合、いくつかの心構えが必要です。
最も大切なのは「公平性」です。
たとえ自分のチームの試合であっても、TOは中立な立場で、両チームに対して平等に、ルールに基づいた操作を行わなければなりません。
また、試合展開から目を離さない「集中力」と、審判のジェスチャーを理解する「知識」、そしてTOチーム内で声を掛け合う「連携」も不可欠です。
<h2>まとめ:TOはバスケの試合を支える「縁の下の力持ち」</h2>
この記事では、「バスケットボールのTOとは何か」について解説しました。
TO(テーブルオフィシャルズ)は、スコアラーやタイマーなど、試合の記録と時間管理を担当する、試合運営に不可欠な役割です。
一見地味に見えるかもしれませんが、TOの正確な仕事がなければ、バスケットボールの試合は成立しません。
次にバスケットボールの試合を観戦する機会があれば、コート上で戦う選手たちだけでなく、コートサイドで試合を支えるTOの動きにも、ぜひ注目してみてください。





















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