屋内球技の種類と特徴

バスケのパスの種類とコツ!チェストパス、バウンドパス、ノールックパスまで解説

バスケのパスの種類とコツ!チェストパス、バウンドパス、ノールックパスまで解説

バスケットボールにおいて、シュートやドリブルと同じくらい、あるいはそれ以上に重要な技術が「パス」です。

「パスがうまく味方に通らない」「パスミスでチャンスを潰してしまう」そんな悩みを抱えているプレイヤーも多いのではないでしょうか。

パスは、単にボールを味方に渡すだけのプレーではありません。

ディフェンスを崩し、ノーマークの味方を作り出し、得点へとつなげる「チームプレーの起点」となる非常に奥深い技術です。

この記事では、バスケットボールのパスの基本となる種類から、試合で確実に味方に届けるための具体的なコツ、そして精度を高めるための効果的なパス練習まで、徹底的に解説します。

パスのコツを掴むことで、あなたのプレーの幅は格段に広がり、チームの勝利に大きく貢献できるようになるはずです。

バスケットボールにおけるパスの重要性(なぜコツを掴むべきか)

バスケットボールにおけるパスの重要性と上達のコツを解説した図解。素早く正確なパスはディフェンスを崩しチームの勝利に繋がる一方、パスミスは攻撃のリズムを失い敗北のリスクになることを対比して説明。

バスケットボールは、5人が連動してプレーするチームスポーツです。

どれだけ個人のドリブル突破力やシュート力が高くても、一人で試合に勝ち続けることはできません。

パスは、その5人を繋ぐ最も重要かつ基本的な手段です。

素早く正確なパスが回るチームは、ディフェンスが的を絞りにくく、フリーの選手を作りやすくなります。

逆に、パスミスが多いチームは、それだけで攻撃のリズムを失い、相手に速攻のチャンスを与えてしまいます。

「ボールを持っている時間より、持っていない時間の方が長い」のがバスケットボールです。

だからこそ、ボールを確実に味方へ繋ぐ「パスのコツ」を掴むことが、上達への一番の近道となります。

良いパス一本で、難しい状況を一気にチャンスに変えることができるのです。

まずは覚えたい!バスケの基本的なパスの種類

バスケットボールの基本的なパスの種類(チェストパス・バウンドパス)の投げ方と使い分け、動作のコツを解説した図解

バスケットボールには、状況に応じて使い分けるべき様々なパスの種類が存在します。

まずは、基本中の基本であり、最も使用頻度の高い2つのパスを確実にマスターしましょう。

1. チェストパス (Chest Pass)

チェストパスは、その名の通り、ボールを胸(チェスト)の位置から両手で押し出すようにして投げる、最も基本的で速いパスです。

味方との距離が近く、ディフェンスのプレッシャーが比較的少ない場面で、素早くボールを回すために使われます。

正確性とスピードが求められる、バスケのパスの土台となる技術です。

2. バウンドパス (Bounce Pass)

バウンドパスは、ボールを床に一度バウンド(反発)させて味方に届けるパスです。

ディフェンスが間に立っている場合、その腕や足元を避けて通すために非常に有効です。

特に、ゴール下の味方に合わせる時や、ディフェンスの手が上がりやすい状況で多用されます。

チェストパスに比べるとスピードは落ちますが、より安全にボールを届けるための重要な選択肢となります。

【最重要】チェストパスの基本的なやり方と上達するコツ

バスケットボールの基本「チェストパス」の正しいやり方と上達する3つのコツ。フォームの手順(構え・ステップ・リリース)に加え、手首のスナップ(フォロースルー)、体幹を使った投げ方、ターゲットの狙い方をイラストで図解。

バスケットボールのパス技術の核となる、チェストパスのコツを詳しく見ていきましょう。

初心者が陥りがちなミスを防ぎ、正確で速いパスを出すためのポイントを解説します。

基本的なフォームとステップ

チェストパスの基本は、両手でボールをしっかりと保持することから始まります。

ボールの両サイドを手のひらで包み込むように持ち、指先(特に親指、人差し指、中指)でボールをコントロールする意識を持ちます。

この時、両肘は脇から離れすぎず、かといって締めすぎず、自然に構えることが大切です。

ボールを胸の前にセットしたら、パスを出す方向へ片足を踏み出します。

この踏み出し(ステップ)が、パスに体重を乗せ、力強さを生み出すために不可欠です。

コツ①:手首のスナップとフォロースルー

多くの初心者は、ボールを「押す」ことだけに意識が向きがちですが、最も重要なコツは「手首のスナップ」です。

ボールをリリースする瞬間、両手の手首を外側に向かって素早く返します。

このスナップによって、ボールに綺麗なバックスピンがかかり、パスの軌道が安定し、味方もキャッチしやすくなります。

投げ終わった後は「フォロースルー」を意識し、両腕をしっかりと伸ばし切ります。

手のひらが外側を向き、親指が下を向く形が理想です。

この一連の動作が、ボールに最後まで力を伝えるコツです。

コツ②:「手投げ」ではなく「体幹」で投げる

パスが弱かったり、コントロールが定まらなかったりする原因の多くは、腕の力だけで投げる「手投げ」にあります。

チェストパスのコツは、踏み出した足で床を蹴り、その力を体幹(お腹周り)を通じて腕に伝え、最終的にボールにぶつけるイメージを持つことです。

体全体を使った連動した動きが、力強く安定したパスを生み出します。

コツ③:味方の胸(ターゲット)を狙う

パスは、投げる相手が最もキャッチしやすい場所に出すのが鉄則です。

チェストパスの場合、それは「味方の胸」です。

投げる瞬間まで味方の胸(ターゲット)から目を離さず、そこに向かって真っ直ぐ両腕を伸ばすことを意識してください。

【状況判断】バウンドパスを使いこなすコツと練習法

バスケットボールのバウンドパスのコツと練習法をまとめた図解。バウンドさせる位置は味方までの距離の3分の2、強く低い弾道でディフェンスの足元を狙うのがポイント。対面パス、ランニングパス、壁当てなどの練習メニューもイラストで解説。

次に、ディフェンスを避けるために不可欠なバウンドパスのコツです。

チェストパスとは異なる意識が必要となります。

コツ①:バウンドさせる位置は「3分の2」

バウンドパスで最も難しいのが、バウンドさせる位置の調整です。

目安として、自分と味方との距離の「3分の2」程度の地点を狙ってバウンドさせると、相手の腰から胸のあたりに、キャッチしやすい高さでボールが届きます。

近すぎるとボールが足元に行き過ぎ、遠すぎると勢いが死んでしまいます。

この距離感は、反復して「バスケットボール パス練習」を行う中で掴んでいくしかありません。

コツ②:強く、低いバウンドを意識する

バウンドパスは、山なりの軌道になるとディフェンスにカットされやすくなります。

コツは、床に対して低い角度で、強くボールを叩きつけることです。

チェストパス同様、手首のスナップを効かせ、ボールに順回転(トップスピン)または横回転をかけるイメージでリリースすると、バウンド後のボールが伸び、ディフェンスの手をすり抜けやすくなります。

コツ③:ディフェンスの足元を狙う

バウンドパスが最も効果を発揮するのは、ディフェンスが間に入っている時です。

その際、ディフェンスの「足元」を狙うようにバウンドさせるのがコツです。

ディフェンスは腕を上げてチェストパスを警戒していることが多いため、足元は最も反応しにくい(パスカットしにくい)コースとなります。

覚えておくと武器になる!その他のパスの種類

バスケットボールのパスの種類と名前の図解:オーバーヘッドパス、ショルダーパス(ベースボールパス)、ビハインド・ザ・バックパス、ノールックパスの投げ方と特徴

バスケットボールのパスの種類は、チェストパスとバウンドパスだけではありません。

試合の状況に応じてこれらを使い分けることで、攻撃の幅が大きく広がります。

1. オーバーヘッドパス

頭の上(オーバーヘッド)から両手で投げるパスです。

主に、遠くにいる味方に速いボールを送りたい時や、リバウンドを取った直後に速攻(ファストブレイク)の起点となるパスを出す時に使われます。

ディフェンスの上を超えることができるのが最大の利点です。

2. ショルダーパス(ベースボールパス)

野球のボールを投げるように、片手で肩口から投げるパスです。

オーバーヘッドパスよりもさらに飛距離を出したい時、特にコートの端から端へロングパスを送る際に使われます。

コントロールが難しい反面、決まれば一気にチャンスとなります。

3. ビハインド・ザ・バックパス

ボールを背中(ビハインド)の後ろに通して出す、トリッキーなパスです。

ディフェンスが正面に回り込んできた時や、進行方向と逆の味方に素早くパスを出す時に有効です。

見た目が派手ですが、ディフェンスの意表を突く実用的な技術でもあります。

4. ノールックパス

その名の通り、パスを出す相手を見ない(ノールック)で出すパスです。

これは特定のフォームではなく、チェストパスやバウンドパスに応用される技術です。

視線でディフェンスを騙し、味方をノーマークにすることができます。

ただし、高度な技術と味方との信頼関係が必要であり、失敗すれば即ピンチに繋がるため、基本的なパスが完璧にできてから挑戦すべき技術と言えるでしょう。

バスケットボールのパス精度を高める効果的な練習方法

バスケットボールのパス精度を高める効果的な練習方法4選の図解。基本の対面パス、実践的な走りながらのパス、判断力を鍛える3〜4人組でのパス回し、一人でできる壁当て(個人練習)のやり方とコツを解説。

パスのコツを頭で理解したら、あとは反復練習あるのみです。

効果的な「バスケットボール パス練習」の方法をいくつか紹介します。

1. 対面パス(基本)

最も基本的な練習です。

2人1組で向かい合い、一定の距離(最初は3〜4m程度)を保ちます。

まずはチェストパスを正確に50本、次にバウンドパスを50本といった形で、基本フォームとスナップを体に染み込ませます。

慣れてきたら、ステップの踏み込みを強くしたり、距離を伸ばしたりして強度を上げましょう。

2. 走りながらのパス練習

バスケットボールの試合中は、止まった状態でパスを出すことの方が稀です。

2人1組で並走しながら、チェストパスやバウンドパスを交換する練習を取り入れましょう。

動いている味方の「少し前」を狙ってパスを出す感覚を養うことが、試合で使えるパスのコツです。

3. 3人組・4人組でのパス回し

より実戦的な練習です。

3人や4人で三角形や四角形を作り、ディフェンス役を1人(または2人)中に置きます。

ディフェンスにパスカットされないように、素早い状況判断でパスを回し続けます。

この練習は、パスの種類を選択する判断力と、ディフェンスの位置を見る視野を鍛えるのに最適です。

4. 壁当て(個人練習)

パートナーがいない時でもできる練習です。

壁に向かって、チェストパスやバウンドパスを繰り返し行います。

壁にターゲット(的)を描いておくと、コントロールを高める練習にもなります。

強く投げれば強く返ってくるため、キャッチングの練習にも繋がります。

まとめ:パスのコツを掴んでチームを勝利に導こう

今回は、バスケットボールのパスの種類と、その上達のためのコツについて詳しく解説しました。

  • パスはチームプレーの起点であり、最も重要な技術の一つである。
  • 基本となるのは「チェストパス」と「バウンドパス」であり、状況に応じて使い分ける。
  • チェストパスのコツは、手首のスナップとフォロースルー、そして体幹で投げる意識。
  • バウンドパスのコツは、3分の2の地点を狙い、低く強くバウンドさせること。
  • ノールックパスなどの応用技術もあるが、まずは基本の反復練習が不可欠。

パスが正確になれば、チームメイトからの信頼も厚くなります。

地道な「バスケットボール パス練習」を積み重ね、ディフェンスを翻弄し、味方を活かす「アシスト」ができるプレイヤーを目指しましょう。

あなたのその一本のパスが、チームを勝利に導くかもしれません。

【初心者】バスケが上達するコツ!シュート・ドリブル・パスの基本技術と練習メニュー
バスケのシュートが入るコツ!基本フォームと練習方法、フリースローの秘訣
バスケボールを片手で掴むコツ!手の大きさは関係ない?感覚を養うトレーニング・練習法
話題の「サイレントボール」を徹底レビュー!本当に静か?家でのドリブル練習に最適か