バスケットボールの試合を見ていると、選手の背番号にどんな意味があるのか気になったことはありませんか。
特に「キャプテンが4番」というイメージは強いですが、なぜなのでしょうか。
また、NBA選手が特定の番号にこだわったり、マイケル・ジョーダンの「23番」が有名だったりと、背番号には様々なストーリーが隠されています。
この記事では、「バスケットボールの背番号の意味」について、キャプテンが4番だった理由から、現在のルール、人気の番号、そしてNBAの永久欠番まで、詳しく解説していきます。
背番号の雑学を知れば、バスケ観戦がもっと楽しくなるはずです。
バスケの背番号「4番」がキャプテンの理由とは?
多くの人が「バスケットボールのキャプテン=4番」というイメージを持っています。
その最大の理由は、かつての公式ルールにありました。
昔は「4番から」の連番がルールだった
以前のバスケットボールのルールでは、試合に出場する選手(スターター5名と控え選手)は、4番から始まる連番の背番号を着用することが義務付けられていました。
具体的には、4番、5番、6番、7番、8番…と続き、15番や18番あたりまでが一般的でした。
このルールの中で、チームの主将(キャプテン)が最初の番号である「4番」をつけるのが慣例となったのです。
では、なぜ1番からではなく、中途半端な「4番」からだったのでしょうか。
これには、審判がファウルや得点を本部に伝える際の「ハンドサイン(指の数)」が関係しています。
バスケの審判は、ファウルをした選手の番号を指で示しますが、1番、2番、3番は、フリースローの投数(1本、2本、3本)を示すサインと重複してしまい、混乱を招く可能性がありました。
そのため、1番から3番までを避け、「4番」から背番号がスタートするルールが採用されていたのです。
『スラムダンク』赤木剛憲の影響
日本において「4番=キャプテン」のイメージを決定づけたのは、国民的バスケ漫画『スラムダンク』の影響も非常に大きいでしょう。
主人公・桜木花道が在籍する湘北高校バスケ部のキャプテン、「ゴリ」こと赤木剛憲は、まさに背番号「4番」をつけてチームを牽引していました。
この作品が連載されていた当時は、前述の「4番から」のルールが主流だったため、その描写は非常にリアルなものでした。
スラムダンクを読んで育った世代にとっては、4番は今でもキャプテンシーの象徴的な番号となっています。
現在のバスケの背番号ルール【基本の知識】
「4番=キャプテン」のイメージは根強いですが、実は現在のバスケットボールのルールは大きく変更されています。
国際ルールと国内ルールの変遷
2000年代に入り、国際バスケットボール連盟(FIBA)はルールの変更を行い、審判のハンドサインとの重複を避ける必要がなくなったことなどから、背番号の制限が大幅に緩和されました。
これにより、選手はより自由に番号を選べるようになりました。
現在は「0番、00番、1〜99番」が使用可能
現在のBリーグや多くの国内大会(ミニバス、中学、高校、大学)では、基本的に「0番」「00番」、そして「1番から99番」までの番号が使用可能となっています。
(※大会のローカルルールによっては一部異なる場合があります)
このルール変更により、「4番がキャプテン」という決まりは実質的になくなりました。
現在のチームでは、キャプテンが4番以外の番号(例えば7番や10番など)をつけていることも全く珍しくありません。
4番は、あくまで「かつてのキャプテンナンバー」という伝統的な意味合いが残っている番号と言えます。
なぜ?バスケで人気の背番号とその意味
背番号が自由に選べるようになった今、選手たちは様々な理由で特定の番号を選びます。
ここでは、特に人気のある「バスケットボールの背番号」と、そこに込められた「意味」を紹介します。
「23番」:マイケル・ジョーダン(NBA)
バスケットボールの背番号として、世界で最も有名で人気のある番号が「23番」です。
これは言うまでもなく、「バスケの神様」と称されるマイケル・ジョーダンがシカゴ・ブルズ時代につけていた番号です。
彼に憧れる多くの選手が、尊敬の念を込めて「23番」を選んでいます。
レブロン・ジェームズもキャリアの多くで23番を着用しています。
「7番」:ポイントガードの系譜?
日本では「7番」も人気の番号の一つです。
特にポイントガード(PG)の選手が好む傾向があると言われています。
これも『スラムダンク』の宮城リョータ(湘北高校)や、人気漫画『あひるの空』の七尾奈緒など、フィクションの影響もあるかもしれません。
また、Jリーグ(サッカー)でも「7番」はチームの司令塔や中心選手がつけることが多く、スポーツ全般で「ラッキーセブン」として好まれる番号です。
「9番」:シューターやチームの中心
「9番」もバスケットボールでよく見られる番号です。
NBAではトニー・パーカー(元スパーズ)などが有名です。
明確な意味はありませんが、1桁台の番号としてバランスが良く、シューターやチームの中心選手が選ぶことがあります。
その他の人気番号(0番、1番、3番など)
- 0番(00番): 「ゼロからのスタート」「相手をゼロに抑える」といった意味を込めたり、コートネーム(ニックネーム)が「レイ」だから「0番」を選ぶ選手もいます。NBAではデイミアン・リラード(0番)やジェイソン・テイタム(0番)が有名です。
- 1番: 「エース」「ナンバーワンを目指す」という意味で、ポイントガードやチームのエース格の選手に人気があります。
- 3番: 「3ポイントシュート」を連想させるため、シューターの選手に好まれます。NBAではアレン・アイバーソンやドウェイン・ウェイドが象徴的です。
NBAで見る背番号の「意味」と永久欠番
NBAの世界では、背番号は選手個人の「アイデンティティ」そのものであり、非常に強い意味を持ちます。
永久欠番とは?
「永久欠番(Retired Number)」とは、チームに多大な功績を残した偉大な選手の背番号を、その選手への敬意の証として、他の選手が二度とつけられないように「欠番」にすることです。
引退セレモニーなどで、その選手のユニフォームがアリーナの天井に掲げられるのが通例です。
有名な永久欠番の選手たち
- マイケル・ジョーダン「23番」(シカゴ・ブルズ): ブルズの黄金時代を築いた功績により、当然ながら永久欠番となっています。
- コービー・ブライアント「8番」「24番」(ロサンゼルス・レイカーズ): レイカーズ一筋でキャリアを終えたコービーは、キャリア前半につけた「8番」と後半につけた「24番」の両方が永久欠番になるという、前代未聞の栄誉を手にしています。
- ビル・ラッセル「6番」(ボストン・セルティックス): セルティックスで11回の優勝を果たした伝説のセンターですが、彼の場合はさらに特別です。人種差別とも戦い続けたラッセル氏の功績を称え、NBAはリーグ全体(全チーム)で「6番」を永久欠番とすることを決定しました。
このように、NBAにおける背番号は、単なる数字ではなく、選手の魂や歴史そのものを意味しているのです。
まとめ
バスケットボールの背番号の意味について解説しました。
- かつては「4番」がキャプテンの番号だったが、これは審判のハンドサインとの重複を避けるため「4番から」の連番ルールがあったため。
- 現在のルールでは「0番、00番、1〜99番」まで自由に使用可能であり、「4番=キャプテン」という決まりはない。
- 「23番」はマイケル・ジョーダンに憧れる選手に人気がある。
- 「7番」や「9番」なども、フィクションの影響や語呂合わせ、他のスポーツのイメージから人気がある。
- NBAでは背番号は選手の象徴であり、偉大な選手の番号は「永久欠番」として称えられる。
背番号の背景にあるルールや選手の思いを知ることで、バスケットボールの観戦やプレーが、より一層深みを増すのではないでしょうか。























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