バスケットボールを始めたばかりの方、または観戦していて「コートに引かれたあのラインは何?」「スリーポイントラインってゴールから何メートル?」と疑問に思ったことはありませんか。
バスケットボールのコートサイズや各ラインの名称・意味を知ることは、ルールを理解し、プレーや観戦をより深く楽しむための第一歩です。
特に、FIBA(国際バスケットボール連盟)ルール、NBA、そして小学生の「ミニバス」では、コートの広さや一部のラインの距離が異なる場合があります。
この記事では、バスケットボールの基本的なコートサイズから、センターライン、ペイントエリア、3ポイントラインなど、主要なラインの名前と意味まで、図解のイメージを交えながら網羅的に徹底解説します。
バスケットボールコートの全体像と基本サイズ
まずは、バスケットボールのコートがどれくらいの広さなのか、全体像を見ていきましょう。
私たちが日本国内のBリーグや、オリンピック・ワールドカップなどの国際大会で目にするコートは、基本的に「FIBA(国際バスケットボール連盟)」が定める規格に基づいています。
このFIBA規格におけるコートサイズ(広さ)は、以下の通りです。
- 縦:28m
- 横:15m
テニスコート(ダブルス)が縦23.77m×横10.97mなので、それよりも一回り大きいサイズ感をイメージすると分かりやすいかもしれません。
一方で、世界最高峰のリーグである「NBA」では、これよりも少し大きい独自のコートサイズ(縦28.65m×横15.24m)を採用しています。
これは、より広いスペースでトップ選手のダイナミックなプレーを引き出すための工夫と言えます。
小学生(ミニバス)のコートサイズは?
小学生が行う「ミニバスケットボール(ミニバス)」では、子どもの体力や体格に合わせてコートサイズが小さく設定されています。
- 縦:22m~28m
- 横:12m~15m
大会の規定によって幅がありますが、一般的には縦26m×横14mや、正規のコート(28m×15m)をそのまま使うケースも多いです。
コート内の主要ラインの名称と意味を解説
バスケットボールのコートには、プレーの基準となる様々なラインが引かれています。
ここでは、特に重要なラインの名前と、その意味(ルールとの関連)を一つずつ解説します。
① センターライン / センターサークル
センターラインは、その名の通りコートの真ん中(縦14m地点)に引かれた、コートを2つ(フロントコートとバックコート)に分ける線です。
オフェンス側は、自陣のバックコートから8秒以内にこのセンターラインを越えて、敵陣のフロントコートへボールを運ばなければならない「8秒ルール」の基準となります。
センターサークルは、センターラインの中央にある円で、試合開始時の「ジャンプボール(ティップオフ)」が行われる場所です。
② サイドライン / エンドライン
サイドラインとエンドラインは、コートの「外枠」を示す非常に重要な線です。
- サイドライン: 縦(28m)の長い辺のライン
- エンドライン: 横(15m)の短い辺のライン(ゴールの真下に位置するライン)
ボールを持った選手がこのラインを踏んだり、ラインの外側にボールが触れたりすると「アウト・オブ・バウンズ」となり、相手チームのボールになります。
③ 3ポイントライン(スリーポイントライン)
バスケットボールで最も有名で、試合を大きく左右するラインが「3ポイントライン」です。
この半円状のラインよりも外側から放ったシュートがゴールに入ると、通常の2点ではなく「3点」が加算されます。
多くの人が気になる「ゴールからの距離」は、ルールによって異なります。
- FIBA(Bリーグ・国際大会など): 6.75m
- NBA: 7.24m (※両サイドのコーナー部分は6.7m)
- ミニバス: 設定なし (ミニバスの試合はすべて2点となります)
FIBAとNBAでは約50cmも距離が異なり、NBAがいかに遠い位置からシュートを決めているかが分かります。
④ フリースローライン / レーン(ペイントエリア)
エンドラインからゴール下を通り、フリースローラインまで伸びる長方形のエリアは、通称「ペイントエリア」と呼ばれます(「制限区域」や「レーン」とも呼ばれます)。
このペイントエリアは、バスケットボール特有のルールと深く関わっています。
- 3秒ルール: オフェンス側の選手は、理由なくこのエリア内に3秒以上留まってはいけません。
- フリースロー: シューティングファウルなどを受けた際に、このエリアの先端にある「フリースローライン」からフリースローを行います。
ちなみに、フリースローラインからバスケット(リングの中心)までの距離は4.6mです。
⑤ ノーチャージ・セミサークル(ノーチャージ・ゾーン)
近年、特に重要度が増しているのが、ゴールの真下に引かれた小さな半円のライン「ノーチャージ・セミサークル」です。
これは、ディフェンス側の選手を保護するためではなく、ゴールに向かってドライブするオフェンス側の選手を保護するためのエリアです。
この半円の内側で、すでに空中にいるオフェンス選手とディフェンス選手が接触した場合、ディフェンス側の「オフェンス・チャージング」(オフェンス側のファウル)が取られにくくなる(=ディフェンス側のブロッキング・ファウルになりやすい)というルールがあります。
なぜルール(FIBA・NBA・ミニバス)でコートサイズが違うのか?
ここまで解説したように、バスケットボールのコートサイズやルールは、主に「FIBA」「NBA」「ミニバス」の3種類で異なります。
この違いが生まれる背景には、それぞれの目的があります。
FIBA(国際バスケットボール連盟)は、世界共通の統一ルールを定めることで、国同士が公平に競い合える国際大会(オリンピックやワールドカップ)の基盤を作っています。
NBAは、世界最高峰のプロリーグとして「エンターテイメント性」を追求しています。
コートを広く、3ポイントラインを遠く設定することで、より高度なスキルやダイナミックなプレーを引き出し、観客を魅了する試合を生み出しているのです。
ミニバスは、バスケットボールの「普及」と「育成」を目的としています。
子どもの体力や体格に合わせたコートサイズや、あえて3ポイントラインを設けないシンプルなルールを採用することで、誰もが安全にバスケットボールの基礎と楽しさを学べるように最適化されています。
まとめ:コートサイズとラインを覚えてバスケをもっと楽しもう
今回は、バスケットボールのコートサイズと、主要なラインの名称・意味について徹底解説しました。
- 基本のコートサイズ(広さ)は、FIBA規格で「縦28m × 横15m」です。
- 3ポイントラインの距離は、FIBAで「6.75m」、NBAで「7.24m」、ミニバスにはありません。
- ペイントエリアは、「3秒ルール」の基準となる重要な場所です。
- センターラインやサイドラインなど、各ラインが明確なルールの基準となっています。
コートの広さやラインの意味が分かると、選手の動きが「なぜそう動いているのか」という戦術的な視点で見えるようになります。
プレーする方はもちろん、観戦する方も、ぜひコートのディテールに注目して、バスケットボールをさらに深く楽しんでみてください。





















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