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テレビでバレーボールの試合を見ていて、「今のはなんで相手の点数になったの?」と疑問に思ったことはありませんか。
バレーボールはスピードが速いので、ルールを知らないと何が起きているのか目で追うのが難しいスポーツかもしれません。
しかし、実は基本的なルールはとてもシンプルで、「ボールを落とさない」「3回以内で返す」という大原則さえ分かれば、観戦もプレーも今の10倍楽しくなります。
この記事では、バレーボール未経験の初心者の方に向けて、これだけ知っておけば大丈夫という基本ルールを、専門用語を極力使わずにやさしく解説します。
難しいことは抜きにして、バレーボールの世界を一緒にのぞいてみましょう。
そもそもバレーボールってどんなスポーツ?

バレーボールを一言で表すと、「ボールを落とさずに繋いで、相手のコートに落とす」という陣取りゲームのようなスポーツです。
バスケットボールやサッカーのように相手と体がぶつかり合うことがないため、「ネット型」のスポーツと呼ばれています。
まずは、人数やコートの基本について見ていきましょう。
1チームは何人でプレーするの?
一般的にテレビ中継などで見るバレーボールは「6人制」です。
コートの中には1チーム6人の選手が入り、ネットを挟んで合計12人がプレーします。
日本国内では、ママさんバレーなどで親しまれている「9人制」もありますが、オリンピックやワールドカップなどの国際大会はすべて6人制で行われます。
ちなみに、砂浜で行うビーチバレーは「2人制」です。
6人制バレーボールでは、選手それぞれに「アタッカー」や「セッター」といった役割があり、全員で協力してボールを繋ぐのが最大の特徴です。
コートの広さとネットの高さ
バレーボールのコートは長方形で、真ん中にネットが張られています。
広さは縦18メートル、横9メートルで、自分たちの陣地(コート)は9メートル四方の正方形です。
ネットの高さは、男子が2.43メートル、女子が2.24メートルと決められています。
男子のネットは一般家庭の天井くらいの高さがあり、そこから強烈なスパイクが打ち込まれるため、実際にコートに立つとかなりの迫力を感じます。
【図解イメージ】試合の流れと点数の入り方
ここでは、試合がどのように進み、どうすれば点数が入るのかを解説します。
複雑な作戦は置いておき、まずはシンプルな「勝ち負けの決まり方」を押さえましょう。
点数はどうやって入る?(ラリーポイント制)

現在のバレーボールは「ラリーポイント制」というルールが採用されています。
これは、「サーブ権を持っているかどうかに関わらず、ボールを決めたチームに1点が入る」という仕組みです。
点数が入る主なパターンは以下の2つです。
- ボールが相手コートの地面に落ちたとき
- 相手が反則(ミス)をしたとき
サーブを打ってから、どちらかのチームに点数が入るまでの一連のプレーを「ラリー」と呼びます。
このラリーを制したチームが得点を重ねていきます。
勝敗はどうやって決まる?(セット数)

バレーボールの試合は「セット制」で行われます。
1つのセットは「25点」を先に取ったチームが獲得します。
多くの公式戦では「5セットマッチ」が採用されており、先に3つのセットを取ったチームが試合の勝者となります。
ただし、両チームが24点対24点(デュース)になった場合は、どちらかが2点差をつけるまでセットは続きません。
また、セットカウントが2対2で最終セット(第5セット)にもつれ込んだ場合のみ、15点先取の短いゲームになります。
「3回以内」に相手コートへ返すリズム

バレーボールのプレーにおける黄金ルールは、「3回以内で相手コートにボールを返す」ことです。
1人の選手が2回連続でボールに触ることはできません。
そのため、基本的には「トン、トン、トン」という3回のリズムで攻撃を組み立てます。
- レシーブ(1回目):相手から来たボールを拾い、セッターへ送る。
- トス(2回目):セッターがアタッカーへ打ちやすいボールを上げる。
- スパイク(3回目):アタッカーがジャンプして相手コートへ叩き込む。
この「レシーブ → トス → スパイク」の流れが、バレーボールの最も美しい連携プレーです。
もちろん、相手の不意を突いて2回目で返しても構いませんし、やむを得ず1回で返してもルール上は問題ありません。
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これだけ覚えればOK!よくある反則(フォール)
バレーボールには細かい反則がたくさんありますが、初心者がまず覚えるべきは「よく起こる4つの反則」だけです。
これを知っているだけで、「あ、今のは反則だ!」とすぐに分かるようになります。
ダブルコンタクト(ドリブル)

1人の選手が、1回のプレーで連続して2回ボールに触ってしまう反則です。
以前は「ドリブル」と呼ばれていましたが、現在は「ダブルコンタクト」という名称になっています。
例えば、オーバーハンドパス(手をおでこの前で組むパス)をしようとした時に、右手と左手に当たるタイミングがずれて「バララッ」と音がしてしまった場合などがこれに当たります。
初心者が最も取られやすい反則の一つです。
フォアヒッツ(オーバータイムス)

チーム全体で、ボールを4回以上触ってしまう反則です。
バレーボールは「3回以内」に返さなければなりません。
レシーブが乱れてしまい、みんなでなんとか繋ごうとしたけれど、3回で相手コートに返せなかった時によく起こります。
ただし、相手のスパイクをネット際で止める「ブロック」による接触は、この3回のカウントには含まれません。
ブロックに当たった後は、あと3回ボールに触ることができます。
タッチネット

プレー中に、身体の一部やユニフォームがネットに触れてしまう反則です。
スパイクを打った後の手の振り下ろしや、着地の際にネットに触れてしまうケースがよくあります。
ネットに触れると、その時点で相手に1点が入ります。
パッシング・ザ・センターライン

センターラインを完全に踏み越えて、足全体が相手コートに入ってしまう反則です。
足の一部がセンターラインにかかっている状態であればセーフですが、完全に超えてしまうと危険防止のために反則となります。
スパイクの着地などで勢い余って相手コートに入らないよう、注意が必要です。
初心者がまず知っておきたい「ローテーション」の仕組み

バレーボールを少し難しく感じさせるのが、この「ローテーション」というルールです。
簡単に言うと、「サーブ権が回ってくるたびに、選手全員が時計回りに場所を移動する」という決まりです。
全員がサーブを打つ順番がある

バレーボールでは、ずっと同じ人がサーブを打ち続けることはできません。
相手からサーブ権を奪い返したタイミングで、コートにいる6人の選手が、時計回りに1つずつポジションを移動します。
これをローテーションと呼びます。
これにより、前衛(ネットに近い攻撃ポジション)の選手も、いずれは後衛(後ろの守備ポジション)に回り、サーブを打つことになります。
つまり、すべての選手が順番にサーブを打ち、前衛での攻撃と後衛での守備の両方をこなす必要があるのです。
「点数を取ってサーブ権を取り返したら、場所が動く」と覚えておけばOKです。
特別な役割「リベロ」って何?

試合を見ていると、1人だけ違う色のユニフォームを着ている背の低い選手がいませんか。
その選手は「リベロ」と呼ばれる、守備専門のスペシャリストです。
リベロができること・できないこと
リベロは、レシーブ(守備)に関しては最強の選手ですが、攻撃には参加できないという制限があります。
- できること:何度でも交代できる、サーブやスパイクをレシーブする。
- できないこと:サーブを打つ、スパイクを打つ、ブロックをする。
リベロは、後衛の選手と自由に交代することができます(審判への申告も不要です)。
背の高い選手が後衛に回って守備が手薄になりそうな時、さっとリベロと交代して守備を固めるのです。
ボールを地面スレスレで拾い上げるリベロのプレーは、チームの危機を救うスーパープレーとして会場を沸かせます。
まとめ:バレーボールは「ボールを繋ぐ」スポーツ

バレーボールの基本的なルールについて解説してきました。
最後に、この記事の要点をまとめます。
- 基本は6人制:25点先取の5セットマッチが一般的。
- 3回で返す:レシーブ、トス、スパイクのリズムで繋ぐ。
- 得点方法:ボールが落ちるか、相手が反則をすると点が入る(ラリーポイント制)。
- 主な反則:2回触る(ダブルコンタクト)、4回触る(フォアヒッツ)、ネットに触る(タッチネット)。
- ローテーション:サーブ権を得たら時計回りに位置を移動する。
バレーボールには細かいルールが他にもありますが、まずは「ボールを落とさない」「繋ぐ」というこの2点を意識するだけで十分です。
ルールが分かると、選手たちが必死にボールを追いかけ、次の仲間に託そうとする「繋ぐ」プレーの熱さがより一層伝わってくるはずです。
ぜひ、実際の試合観戦やプレーを通じて、バレーボールの楽しさを体感してみてください。
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