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バスケ最強戦術「ピック&ロール」を完全攻略!スクリーンの掛け方・使い方のコツを徹底解説

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バスケットボールにおいて、個人のドリブルスキルやシュート力は非常に重要です。

しかし、レベルが上がるにつれて、1対1の個人技だけでディフェンスを崩すことは難しくなっていきます。

そこで必要となるのが、チームメイトと連携して攻める「2対2」の戦術です。

その中でも、現代バスケにおいて「最強」とも呼ばれ、NBAからミニバスまで世界中で使われている戦術が「ピックアンドロール(Pick and Roll)」です。

この記事では、初心者から中級者に向けて、ピックアンドロールの仕組みから、ユーザー(ボールマン)とスクリナーそれぞれの動き、そして成功させるための具体的なコツまでを網羅的に解説します。

単なる知識だけでなく、実戦で「使える」武器にするためのポイントを押さえていきましょう。

ピックアンドロールとは?なぜ「最強」なのか

ピックアンドロールとは、ボールを持った選手(ユーザー)と、味方の選手(スクリナー)が協力して、スクリーン(壁)を使ってディフェンスを崩すオフェンス戦術のことです。

なぜこのプレイが最強と呼ばれるのでしょうか。

それは、ディフェンスに対して「後出しジャンケン」のように、常に有利な選択肢を取り続けられるからです。

基本的な仕組み

ピックアンドロールは、以下の2つの動作の組み合わせで成り立っています。

  1. ピック(Pick):味方が壁(スクリーン)になり、ボールマンのマークマンを邪魔する。
  2. ロール(Roll):壁になった選手がゴール方向へ飛び込み(ロール)、パスを受ける。

この一連の流れにより、一瞬の数的優位(2対1)を作り出し、得点のチャンスを生み出します。

【役割別】ピックアンドロールの具体的な動きと使い方

ピックアンドロールを成功させるには、ボールを持つ「ユーザー」と、壁を作る「スクリナー」が、それぞれの役割を完璧にこなす必要があります。

ここでは、それぞれのポジションにおける正しい使い方と動きを見ていきましょう。

1. ユーザー(ボールハンドラー)の動き

ユーザーは、スクリーンを最大限に活かすための「誘導」と「判断」が求められます。

まず重要なのは、自分のマークマンをスクリナーの壁にぶつけるようにドリブルすることです。

【手順】

  1. セットアップ:スクリーンが来る方向とは逆へフェイクを入れたり、一度下がったりして、ディフェンスの位置を調整します。
  2. ブラッシング:スクリナーの肩と自分の肩が触れ合う(ブラッシングする)くらいギリギリを通過します。
  3. リード:スクリーンを通過したら、ディフェンスの対応を見て、シュート・パス・ドリブルを選択します。

2. スクリナー(壁を作る人)の動き

スクリナーは、味方をフリーにするための「頑丈な壁」と、その後の「素早い展開」が求められます。

【手順】

  1. セット:ユーザーの進行方向に対し、適切な角度で壁を作ります(足幅を広げ、腰を落とす)。
  2. ヒット:ディフェンスがぶつかってくるまで動かず、しっかりと衝撃を受け止めます(ムービングスクリーンという反則に注意)。
  3. ロール:ユーザーが通り抜けたら、素早く反転してリングに向かってダイブ(飛び込み)し、パスを呼びます。

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実践で差がつく!ピックアンドロール成功の3つのコツ

形だけ真似しても、なかなか上手くいかないのがピックアンドロールの奥深さです。

ここでは、成功率を劇的に高めるための重要なコツを3つ紹介します。

コツ①:スクリナーを「待つ」こと

最も多い失敗の原因は、ユーザーがせっかちすぎて、スクリーンがかかりきる前に動いてしまうことです。

スクリナーがセットし、完全に止まるまで、ユーザーはその場でドリブルをキープして「待つ」必要があります。

「スクリーンを使ってやる」という意識ではなく、「壁ができるまで待って、そこを通らせてもらう」という意識を持ちましょう。

コツ②:隙間をなくす「タイト」なドリブル

ユーザーとスクリナーの間に隙間があると、ディフェンスはその間をすり抜けて(ファイトオーバーして)追いかけてきます。

これを防ぐためには、前述した「ブラッシング」が不可欠です。

味方の身体に自分の身体を擦り付けるようにドリブルすることで、ディフェンスの追走を物理的にブロックできます。

コツ③:スクリナーの「角度」へのこだわり

スクリナーは、ただ立っているだけでは意味がありません。

ユーザーのマークマンが「背中」にしている方向(死角)に壁をセットするのが基本です。

ディフェンスのコースを完全に塞ぐ角度でスクリーンをセットできれば、ユーザーは一瞬でフリーになれます。

ディフェンスの対応別!ピックアンドロールの崩し方と種類

ピックアンドロールの真骨頂は、ディフェンスの守り方に応じて攻め方を変えられる(種類が豊富である)点にあります。

相手の守り方に応じた、代表的な崩し方のバリエーションを紹介します。

1. ディフェンスが下がった場合(ドロップ)

ディフェンスが抜かれるのを警戒して下がった場合は、ユーザーがフリーになります。

この場合は、迷わずユーザー自身がジャンプシュートを打つか、スピードに乗ってレイアップに持ち込みましょう。

2. ディフェンスがスイッチした場合

マークマンが入れ替わった(スイッチした)場合、ミスマッチ(身長差やスピード差)が発生します。

  • 小さい選手 vs 大きい選手:スピードで抜くチャンス。
  • 大きい選手 vs 小さい選手:パワープレイで押し込むチャンス。

このミスマッチを冷静に見極めて攻めるのが定石です。

3. ピックアンドポップ(Pick and Pop)

スクリナーがリングへ飛び込む(ロール)のではなく、外(アウトサイド)に開いて(ポップ)パスを受ける動きです。

スクリナーがシュート力を持っている場合、ディフェンスを外に釣り出すことができ、中のスペースが空くため非常に効果的です。

4. スリップ(Slip)

スクリーンを掛けるフリをして、壁を作る前に素早くリングへ飛び込む動きです。

ディフェンスが「スクリーンが来る!」と身構えた瞬間に裏をかくため、意表を突いてノーマークを作り出せます。

まとめ:ピックアンドロールは「連携」の第一歩

ピックアンドロールは、単なるひとつのプレイではなく、バスケットボールの攻撃の基本OS(オペレーティングシステム)とも言える重要な戦術です。

最後に、今回のポイントを整理します。

  • 基本構造:ボールマン(ユーザー)と壁役(スクリナー)の2人で作る数的優位の攻撃。
  • ユーザーの役割:スクリナーを「待ち」、壁スレスレを通過して判断する。
  • スクリナーの役割:正しい角度で壁を作り、ヒットした後に素早く動く。
  • 成功のコツ:焦らず待つこと、隙間をなくすこと、相手のディフェンスを見て後出しジャンケンをすること。

最初はタイミングが合わないことも多いですが、何度も練習して「阿吽の呼吸」が合うようになれば、あなたのチームの得点力は飛躍的に向上します。

まずは練習の中で、相棒となるチームメイトと「待つタイミング」や「壁の角度」を話し合うことから始めてみてください。

あなたのプレイの選択肢が広がり、バスケットボールがさらに楽しくなるはずです。

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