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バスケットボールの試合を見ていると、実況解説や画面のテロップで「スタッツ」という言葉や、たくさんの数字を目にすることはありませんか?
「得点」はなんとなく分かるけれど、「評価値(EFF)」や「ターンオーバー」と言われると、具体的になにを指しているのか曖昧な方も多いかもしれません。
実は、バスケットボールの「スタッツ(成績表)」の見方が分かると、試合観戦の面白さは劇的に変わります。
誰がチームに貢献しているのか、誰がミスをしてしまったのかが、数字で明確に分かるようになるからです。
この記事では、BリーグやNBA、そして日本代表戦をもっと楽しむために必須となる、バスケットボールのスタッツ用語と定義を初心者の方にも分かりやすく解説します。
トリプルダブルなどのカッコいい専門用語も、ここでマスターしてしまいましょう。
バスケットボールの「スタッツ」とは?
「スタッツ(Stats)」とは、「Statistics(スタティスティクス)」の略で、日本語では「統計」や「成績」を意味します。
バスケットボールにおいては、選手個人の得点やリバウンド、アシストなどの成績を数値化したデータを指します。
試合中継でよく見る「ボックススコア」という一覧表は、このスタッツをまとめたものです。
スタッツを理解することは、選手のプレイスタイルやチームへの貢献度を客観的に評価するための「共通言語」を持つことと同じです。
それでは、これだけは覚えておきたい基本的な項目から見ていきましょう。
試合観戦が変わる!基本スタッツの用語と定義
ここでは、ボックススコアで必ず目にする主要な5つの項目と、試合の流れを左右する重要な指標について解説します。
1. アシスト(AST)の定義
「アシスト(Assist)」とは、味方の得点に「直接つながる」パスを送ることです。
単にパスをするだけではアシストにはなりません。
パスを受けた選手が、ドリブルなどの余計な動作をあまり挟まずにシュートを決めた場合に限り、パスを出した選手に「1アシスト」がつきます。
司令塔であるポイントガード(PG)の選手にとって、このアシスト数はゲームメイク能力を示す最も重要な指標の一つです。
2. スティール(STL)とは
「スティール(Steal)」とは、英語で「盗む」という意味通り、ディフェンス時に相手からボールを奪うプレイのことです。
相手のドリブルをカットしたり、パスコースに入ってボールを奪い取ったりするプレイが該当します。
スティールが成功すると、相手の攻撃権を奪うだけでなく、そのまま速攻(ファストブレイク)につながるチャンスが生まれます。
そのため、スティール数はディフェンスの上手さと、試合の流れを一気に変える力を表す数字と言えます。
3. リバウンド(REB)
シュートが外れたボールを拾うプレイを「リバウンド」と呼びます。
これには2種類あります。
- オフェンス・リバウンド(OR): 味方が外したシュートを拾うこと(攻撃の継続)
- ディフェンス・リバウンド(DR): 相手が外したシュートを拾うこと(守備の完了)
「リバウンドを制する者はゲームを制す」と言われるほど、ボールの所有権を確保する上で極めて重要なスタッツです。
4. ブロックショット(BLK)
相手が打ったシュートを、手で弾いて阻止するプレイです。
単に「ブロック」とも呼ばれます。
相手の得点を防ぐだけでなく、チームの士気を高めるビッグプレイですが、体に接触してしまうとファウルになるため、高い技術と高さが求められます。
5. ターンオーバー(TO)
「ターンオーバー(Turnover)」とは、オフェンス側のミスによって、シュートを打てずにボールの所有権が相手に移ってしまうことを指します。
具体的には以下のようなケースです。
- パスミスをしてボールがラインを割った
- ドリブル中にボールを奪われた(被スティール)
- 3秒ルールやトラベリングなどのバイオレーション(反則)
この数字は「ミス」の数なので、唯一「少ない方が良い」スタッツです。
ターンオーバーが多いチームや選手は、試合運びが不安定であると評価されます。
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「スゴさ」が分かる!発展的なスタッツ用語
基本用語を理解したところで、ニュースやSNSでよく話題になる「評価値」や「トリプルダブル」についても解説します。
ここを知っておくと、MVP予想や選手の比較がより楽しくなります。
総合的な貢献度を示す「評価値(EFF)」
「評価値」または「EFF(Efficiency/エフィシェンシー)」とは、選手の総合的な貢献度を数値化したものです。
得点などの「ポジティブな要素」から、ミスなどの「ネガティブな要素」を引いて計算されます。
計算式は一般的に以下のようになります。
(得点+リバウンド+アシスト+スティール+ブロック) - (シュート失敗数+フリースロー失敗数+ターンオーバー数)
例えば、いくら得点をたくさん取っていても、シュートを乱発して外しまくっていたり、ミス(ターンオーバー)が多かったりすると、この評価値は伸びません。
逆に、得点は少なくても、リバウンドやディフェンスで貢献し、ミスが少ない選手は評価値が高くなります。
「今日の試合、本当に活躍したのは誰か?」を知りたい時は、得点だけでなく、この評価値(EFF)に注目してみてください。
万能選手の証「トリプルダブル」とは
「トリプルダブル(Triple Double)」とは、「得点・リバウンド・アシスト・スティール・ブロック」の5項目のうち、3つの項目で2桁(10以上)の数字を記録することです。
最も一般的な組み合わせは、「得点・リバウンド・アシスト」の3つで2桁を達成するケースです。
- 例:25得点、11リバウンド、12アシスト
これを達成するには、攻撃力、ボールへの執着心、そして味方を生かすパスセンスの全てが高いレベルで求められます。
そのため、トリプルダブルは「オールラウンダー(万能選手)」の最高の名誉とされており、NBAやBリーグでも、これを達成した選手はニュースで大きく取り上げられます。
ちなみに、2つの項目で2桁を記録することは「ダブルダブル」と呼ばれ、こちらはインサイドの選手(センターやパワーフォワード)が「得点とリバウンド」で記録することがよくあります。
まとめ:スタッツを知って、バスケ観戦を「分析」レベルへ
バスケットボールのスタッツ(成績)の見方について、基本的な用語から評価指標まで解説しました。
最後に要点を振り返りましょう。
- アシスト(AST): 得点に直結するパス。司令塔の能力を示す。
- スティール(STL): ボールを奪う守備。試合の流れを変える。
- ターンオーバー(TO): 攻撃権を失うミス。この数字は低い方が優秀。
- 評価値(EFF): 良いプレイから悪いプレイを引いた、総合的な貢献度。
- トリプルダブル: 3つの項目で2桁を記録する、万能選手の証。
これらの数字の意味が分かると、ただ「シュートが入った!」と喜ぶだけでなく、「今のはアシストが見事だった」「得点は少ないけど評価値が高いから、チームを支えているんだな」といった深い視点で試合を楽しめるようになります。
Bリーグの試合会場や、NBAのテレビ観戦、そして日本代表の熱い戦いを見る際には、ぜひ手元のスマホで「ボックススコア」を開きながら応援してみてください。
今まで見えていなかった選手の活躍や、勝敗を分けたポイントが、数字を通して鮮明に見えてくるはずです。
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